広島には作品づくりをするカメラマンが少ない。これは数年前、あるモデルと話をしていたことだけど、つい先日もまた別のモデルと話をしたので書いておこうと思う。
モデルも自己表現の場として作品づくりを行いブックを作ったりするのだが、そういうときに頼めるカメラマンが少ないと言うほうが正確かもしれない。
作品って本人が「これは作品だ」と言えばそれで成り立つものだと思うので幅広いものだけど、実際に自分の作風や表現が含まれている作品というのはもっと少ないものだと思う。
会話の中で出てきた『作品』というのは、例えばビデオカメラで撮ったら誰でも映画作品が撮れるのか...というのと似たような解釈をすると判りやすいかな。
写真であっても実際に人に見せる、公開する、ということを前提にした製作をする。伝えたいもの、表現したいものなどを込めた創作活動をすることが、作品づくりと言えるだろう。
ブログなどでアップされている写真や記事を見ていると、そういうのをやってみると面白い作品を創りそうな人もいるけど、やってみないかなぁ。あの人ならこの人を撮ると面白い作品ができそうだとか、この人とこの人が一緒に撮ると面白そうとか、そういうのはたくさん感じている。実際そういうのが実現すればもっと広島で生まれる写真にも注目が集まると思うのだけどどうかな。
そういうことを前提にしなくてもいいけど、撮る人とも、撮られる人とも、それらに関わる人たちとも写真談義ができるフランクなコミュニティがあってもいいかなと思う。
でもあればいいな...じゃ、実現しない。つくるか...。